シナリオ作成のうち、ボタンについて説明します。
- テキストボタン:単色の四角形でできたボタンで、中に自由にテキストを記述できるボタンを「テキストボタン」と呼びます。
- 画像ボタン:全てが画像で出来ているボタンを「画像ボタン」と呼びます。
事前に用意されているテンプレートから選択するほか、任意の画像をアップロードして使用することもできます。 - テキスト+画像ボタン:単色の四角形と任意の画像を使った画像領域が組み合わさってできたボタンで、中に自由にテキストを記述できるボタンを「テキスト+画像ボタン」と呼びます。
- HTMLボタン:プリセットから作られるボタン類ではなく、HTMLで自在にボタンを作成できます。デザインテンプレートから選択するほか、HTMLコードを記述して作成することができます。
- 各ボタン共通設定
1.テキストボタン
項目名 | 説明 |
テキスト |
「テキスト」の入力欄に任意のテキストを入力することでボタンプレビューに反映されます。 任意の場所で改行を挿入することもできます。その場合は自動改行及び自動サイズ調整機能がキャンセルされますので、プレビューを見ながら調整してください。「”(半角ダブルクォート)」は使用できません。 |
文字サイズ | 文字サイズは初期値は14pxに設定されています。数値を編集することで直ちにプレビューに反映されます。 空欄の状態ではシナリオを作成することはできません。 |
文字色と背景色 |
|
カスタムデザイン | <有効にする>にチェックを入れると設定が可能です。設定内容の詳細は下記を参照ください。 |
カスタムデザインについて
「有効にする」にcheckが入っている場合に設定が可能です。
項目名 | 説明 |
文字の水平方向の配置 |
文字の揃えを指定します。 |
枠線ありの場合に設定可能です。 | |
枠線の種類 |
枠線の種類を選べます。 |
枠線の太さ | 枠線の太さをpxで指定できます。 |
線色 | 枠線の色を指定できます。 |
どちらかを選択して使用します | |
四隅の丸み |
ボタンの四隅の丸みをpxで指定できます。 |
四隅を別で設定 |
ボタンの四隅の丸みをそれぞれpxで指定できます。 |
2. 画像ボタン
-
画像ファイルを追加
「+」ボタンをクリックするとファイルの選択ウインドウが開きます。使用したいファイルがあるフォルダに移動して、対象のファイルを選択します。
使用できるファイル形式はPNG、GIF、JPGの3種類です。
ファイルは元のサイズのままアップロードされるので、必要に応じて後述の「表示サイズ」の変更を行ってください。
灰色部分にファイルをドロップしてアップロードすることも可能です。 - メディアライブラリを開く
メディアライブラリーにアップロードしたファイルを選択することも可能です。
アップロードできる画像ファイルの詳細
内容 | 説明 |
使用できる形式 | PNG、GIF、JPG |
アップロード可能なファイルサイズ | 1MB未満 ※1MBを超えた場合はエラーとなりますので、縮小するか加工しなおしてアップロードしてください。 |
推奨サイズ |
500KB未満 ※500KBを超えるような大きなファイルサイズ(表示サイズではありません)の画像ファイルをアップロードすると、実際のシナリオ適用時にボタンが表示されるまでに時間がかかり、ユーザー体験を損ねることになります。ファイルをアップロードする場合は適したサイズのものを選んでください。 |
3. テキスト+画像ボタン
項目名 |
説明 |
画像アップロード |
|
画像位置 |
ボタンの左側/右側のいずれに画像を配置するかをラジオボタンで選択します。選択は直ちにプレビューに反映されます。 |
テキスト 文字サイズ 文字色/背景色 カスタムデザイン |
テキスト+画像ボタンの場合、1行14文字もしくは7文字×2行以上の文言を入力した場合、ボタンの外に文字が飛び出ますのでご注意ください。 |
4. HTMLボタン
HTMLボタンに利用における注意点
・リンク先URLについて
「HTMLボタン内にリンク先が設定されているボタン」を利用する際には、基本的にはタイプ設定を「ボタンのみ」に設定してください。リンク先URLが設定されていても、【ボタン全体にリンクを設定する】を行ってもHTMLボタン内にaタグによるリンク先が記述されていれば、aタグで指定したURLへ遷移します。
また、「HTMLボタン本体を押すとチャットやポップアップが開き、HTMLボタン内の子ボタンを押すと詳細ページやFAQへ遷移する」ようなボタンは仕様上作成することができませんのでご了承ください。
・HTMLに記述したCSSが効かない場合
他のCSSと競合している可能性があります。その場合は!importantを追記することでCSSの優先順位を上げることができます。
エディタタイプ
- エディタ
直感的な操作でクリエイティブがつくれるエディタです。ドラッグ&ドロップとかんたんな操作だけで要素を組み立てられるのでHTMLの知識が必要ありません。
クリエイティブエディタの詳細についてはこちらをご参照ください。
- 【エディタを開く】
要素やブロック等をドラッグ&ドロップでセットでき、簡単にボタンを作成することができます。
- 【テンプレートを選ぶ】
「HTMLボタンテンプレート選択」のサブウィンドウが開きます。あらかじめ用意されたテンプレートから目的に合ったものを選択し、✓が緑に変化した選択状態で、右上にある「決定」ボタンを押すと、HTML入力欄にテンプレートを構成しているHTMLコードが挿入されます。
【エディタを開く】より、挿入されたコード内の画像、リンク先、ボタン色などを編集することで簡単にボタンを作成することができます。
- 【エディタを開く】
- HTML
技術者向けのエディタです。HTMLを直接記述出来るためカスタマイズ性に優れますがHTMLの知識が必要です。
エディタの入力エリアのすぐ下にある【テンプレートから選ぶ】ボタンより選択したテンプレートについて、口述する詳細の部分を変更することによって細かな編集が可能です。
※HTMLエディタ下部のテンプレートは将来的に廃止される予定です。クリエイティブのテンプレートをご利用ください。
-
- HTMLテンプレート編集の詳細
HTMLテンプレート編集はテンプレート内に設定されているパラメータを操作することで、自由にボタンの見た目を変えることができます。各項目の詳細について本項で説明します。
- HTMLテンプレート編集の詳細
- AIコード
- ベースHTMLを参考にリクエストにもとづいてAIがHTMLを生成します。
項目名 説明 リクエスト
AIに生成したいHTMLボタンの概要を指示します。デフォルトでは”目的”で記入した文章が入力されています。
ベースHTMLに書かれているHTMLを参考に、リクエスト文を加味したHTMLが生成されます。
ベースHTMLが空の状態から生成する事も可能です。
ベースHTML 生成されたHTMLです。
”AIで生成”を実行した時、AIが参考にするHTMLになります。
リセット ベースHTMLの記述をリセットする事ができます。 既存のHTMLをつかう ・通常エディタのHTML
HTMLボタンのデフォルトデザインが表示されます
・クリエイティブエディタのHTML
”エディタ”タブのHTMLが表示されます
・テンプレートのHTML
Flipdeskのデザインテンプレートから選択できます
AIで生成 リクエストとベースHTMLを参考に生成を実行します。
- ベースHTMLを参考にリクエストにもとづいてAIがHTMLを生成します。
-
- 一部修正モード
- 修正したい箇所に対してプロンプト(質問文)を作成する機能です。
修正したい箇所をドラッグしてプロンプトを入力してください。
- 修正したい箇所に対してプロンプト(質問文)を作成する機能です。
- 一部修正モード
メディアライブラリを開く
メディアライブラリーにアップロードファイルをアップロードしたり、アップロード済みのファイルのURLをコピーする事が可能です。画像ファイルの形式やサイズ等についての詳細は前述の画像ボタンを参照してください。
ここでは動画のアップロードも可能です。動画ファイルの詳細は以下の通りです。
アップロードできる動画ファイルの詳細
内容 | 説明 |
使用できる形式 | mp4、mov |
アップロード可能なファイルサイズ | 128MB以下 ※128MBを超えた場合はエラーとなりますので、縮小するか加工しなおしてアップロードしてください。 |
5. 基本設定
-
サイズ
項目名 説明 表示サイズ - 固定サイズ
ボタンの表示サイズをピクセルで縦横共に設定します。
縦横いずれかの欄を空欄にすると縦横比が維持されたまま、数値が入った方のパラメータに合わせて拡縮されます。 - 横幅100%
ボタンが画面幅ちょうどに表示されます。
後述のボタン表示位置が右下/左下/中央下のいずれかの場合は画面下端に、右上/左上/中央上のいずれかの場合は画面上端に固定されます(下マージン/上マージンが無効化)。
画面幅に合わせてボタンが拡縮されます。これは端末ごとの画面サイズの違いも吸収します。- 画像ボタンの場合、縦横比が維持されて拡縮されます。
- テキストボタン/テキスト+画像ボタンの場合、縦サイズが維持されてそのまま横方向に拡縮されます。その場合テキスト+画像ボタンの画像部分の縦横比は維持されます。
- HTMLボタンの場合、クリエイティブエディタは横幅はこちらが優先されます。HTMLで作成したものはこちらの横幅は無視されます。
ボタンサイズ ボタンのサイズを変更できます。
- 高さの自動計算をする
高さの自動計算を行います。サイト内の他のCSSの影響を受けるなどしてボタンが見切れるなど意図した表示がされない場合はチェックを外し、高さを手動で調整してください。
- 固定サイズ
-
表示位置
項目名 説明 表示位置 ボタンの表示位置を設定します。初期状態は「右下」です。
選択可能なボタン位置は、右下/左下/中央下の画面下側3箇所と、右上/左上/中央上の画面上側3箇所の6箇所です。場所によって後述の出現エフェクトの選択肢が変動します。下マージン ボタンの下マージンを設定します。初期状態は「下マージン10px」です。縦方向のマージンのみ設定が可能です。
表示位置が画面下側の場合は下マージン、画面上側の場合は上マージンに自動的に切り替わります。
ここで設定した数値分、ボタンの表示位置が画面端から離されます。出現エフェクト ボタンが表示されるときの動きについて設定を行います。
- なし
初期状態です。ボタン表示時にそのまま指定された位置にボタンが表示されます。 - 下から
画面下端からボタンがスライドインし、指定された位置まで移動して停止します。ボタンの表示位置を画面右上側のいずれかに設定している場合は選択できません。 - 横から
画面横からボタンがスライドインし、指定された位置まで移動して停止します。ボタン位置が右下、右上の場合は画面右端からスライドインします。それ以外の場所の場合は画面左端からスライドインします。 - 上から
画面上端からボタンがスライドインし、指定された位置まで移動して停止します。
- なし
-
ボタンのタイプ
ボタンを画面内にどのように埋め込むかの設定ができます。初期状態は「オーバーレイ」が選択されています。項目 説明 オーバーレイ 表示位置で指定した場所にボタンを常に表示します。閲覧しているページとは別のレイヤーに表示されますので、画面をスクロールしてもボタンの位置は変わらずに表示され続けます。 インライン ボタンをインライン要素としてページ内の任意の位置に差し込むことができます。 インライン置換 ページ内の既存の要素と、インラインボタンを置換することができます。例えばページ内のバナーを別のバナーに入れ替えるなどの使い方が可能です。 ※「インライン」「インライン置換」はあらかじめインラインボタンタグを設置しておくことで、指定した場所にボタンを挿入することができますがページ内の既存のDOM要素を利用することもできます。
インラインDOMを利用する場合の説明はこちらをご参照ください。
- 透過
「何もしない」以外を選んだ場合、スクロールによってボタンの透過処理がされます。透過されるまでの時間は指定できません。
項目 説明 何もしない 透過処理を行いません。 スクロール時以外はボタンを透過する チェックを入れるとボタンの表示後に一定時間経過するとボタンが半透明に透過されます。画面のスクロールで透過が解除されます。 スクロール中はボタンを透過する スクロール中はボタンが半透明に透過され、スクロール停止後に透過が解除されます。 - カスタムフォント ※テキストボタン、テキスト+画像ボタンの時にのみ表示されます
<有効にする>にチェックを入れると文字をデフォルト以外のフォントに指定できます。ボタン・ポップアップの両方に適用されます。
フォントの拡張は出来ません。
- 閉じるボタンのふるまい
シナリオを表示し続けたい(閉じるボタンを非表示にしたい)というご要望がございますが、web接客の観点から「常に表示」「消したのに出続ける」挙動はあまり推奨されておりません。
また、ユーザー自身でボタンやポップアップの表示/非表示が選べない挙動はSEOや広告申請にも影響を与えます。