ページ内要素(DOM要素)

本記事は、ページ内要素(DOM要素)のFlipdeskにおける定義、値の比較、条件設定について説明します。

1.ページ内要素(DOM要素)とは

ページ内の特定のDOM要素から指定をする条件です。

▼使用例

ID=Priceの属性がintax、数値が5000以上

設定にはHTMLの基礎的な知識を要します。

2.値の比較

選択肢 説明
文字列モード 比較対象を文字列としてそのまま扱います。
強制数値モード

比較対象の中から数値のみを取り出して扱います。
「5,000−」のようなDOMは「5000」になりますので、後述の値の条件設定で「以上」「未満」のような大小比較が可能になります。
ただし、要素の中から数値のみを忠実に抜き出しますので「30個で30,000円」のような要素の場合、取り出される数値は「3030000」になり、「30000」に対しての大小比較はできません。
※「.(ピリオド)」「-(ハイフン)」はそのまま抜き出されます。
数値の前に入る場合にご注意ください。(.123は0.123になります)

(flipdesk-123は-123になります)

3.条件設定

対象の設定

選択肢 説明
ID ページ内に存在する要素のうちIDを対象に比較を行います。
ページ内に複数存在するIDを指定した場合は先頭に登場するものを対象に比較が行われ、2番目以降のものは無視されます。
Class ページ内に存在する要素のうちclassを対象に比較を行います。
同一名のClassであっても、個別に比較がおこなわれ、一つでも一致するものがあれば条件合致となります。
比較の方法は後述の設定に従います。
タグ ページ内に存在するタグの中身を対象に比較を行います。
同一のタグであっても、個別に比較がおこなわれ、一つでも一致するものがあれば条件合致となります。

存在/非存在選択

選択肢 説明
存在する ID、class、タグのいずれかが存在するかどうかのみを判定します。
属性 ID、class、タグの属性を対象に比較を行う場合に指定します。
属性がない場合には指定しても条件合致しません。
IDまたはClass以外の属性は必須項目ではありません。
InnerHTML

ID、class、タグ内のHTML文字列を比較する場合に指定します。
innerHTMLとは「タグ内のHTML文字列」です。
ブラウザに表示される文字だけでなく、ソースのHTML文字列全体にもマッチさせることができます。
改行コードは記述できないため、改行のない範囲となるようご注意ください。

例)

 画像の例では各要素は以下のようになります。

タグ:div

属性:id

属性の値:flipdesk

InnerHTML:Hello world

値の条件設定

部分一致する 設定欄内に記述した文字列と、ユーザーの行動履歴を比較して、記述した文字列が行動履歴内の文字列と一部でも一致すれば条件適合となります。
例:ABCもCDEもEFGもABCDEFGに部分一致しています。ABDやADGやDFGはABCDEFGに部分一致していません。
前方一致する 設定欄内に記述した文字列と、ユーザーの行動履歴を比較して、記述した文字列が行動履歴内の先頭からの文字列と一致すれば条件適合となります。
例:ABCはABCDEFGに前方一致ですが、BCDやCDEは前方一致ではありません。ABCD、ABCDE、ABCDEFはABCDEFGに前方一致です。
後方一致する 設定欄内に記述した文字列と、ユーザーの行動履歴を比較して、記述した文字列が行動履歴内の末尾からの文字列と一致すれば条件適合となります。
例:EFGはABCDEFGに後方一致ですが、BCDやCDEは後方一致ではありません。FG、DEFG、BCDEFGはABCDEFGに後方一致です。
正規表現一致する 設定欄内に記述した文字列と、ユーザーの行動履歴を比較して、正規表現で記述した文字列が行動履歴内の文字列と一致すれば条件適合となります。
例:.BCD...や^ABCやEFG$や^[A-Z]{6,7}はABCDEFGに正規表現一致です。
完全一致する 設定欄内に記述した文字列と、ユーザーの行動履歴を比較して、記述した文字列が行動履歴内の文字列と完全に一致すれば条件適合となります。
例:ABCDEFG以外の文字列はABCDEFGに完全一致にはなりません。
部分一致しない 設定欄内に記述した文字列と、ユーザーの行動履歴を比較して、記述した文字列が行動履歴内の文字列と一部でも一致しなければ条件適合となります。
例:ABDもADGもDFGもABCDEFGに部分一致していません。AB、BCDなどは部分一致しています。
前方一致しない 設定欄内に記述した文字列と、ユーザーの行動履歴を比較して、記述した文字列が行動履歴内の先頭からの文字列と一致しなければ条件適合となります。
例:ABCもCDEもEFGもABCDEFGに部分一致しています。ABDやADGやDFGはABCDEFGに部分一致していません。
後方一致しない 設定欄内に記述した文字列と、ユーザーの行動履歴を比較して、記述した文字列が行動履歴内の末尾からの文字列と一致しなければ条件適合となります。
例:EFGはABCDEFGに後方一致ですが、BCDやCDEは後方一致ではありません。FG、DEFG、BCDEFGはABCDEFGに後方一致です。
正規表現一致しない 設定欄内に記述した文字列と、ユーザーの行動履歴を比較して、正規表現で記述した文字列が行動履歴内の文字列と一致しなれば条件適合となります。
例:.BCD.や^BCDやDEF$や^[ア-—]{6,7}はABCDEFGと正規表現一致していません。
完全一致しない 設定欄内に記述した文字列と、ユーザーの行動履歴を比較して、記述した文字列が行動履歴内の文字列と完全に一致しなければ条件適合となります。
例:ABCDEFG以外の文字列はABCDEFGに完全一致にはなりません。
以上
(強制数値モードでの利用を推奨)
指定した数値と同一か、それより大きな値になった場合に条件合致となります。
未満
(強制数値モードでの利用を推奨)
指定した値より小さい場合に条件合致となります。同一の場合は条件合致となりません。
〜の間
(強制数値モードでの利用を推奨)
第1パラメータで指定した値と同一か、それより大きな値であり、第2パラメータで指定した値と同一か、それより小さな値の場合に条件合致となります。
例:1~3の間=1,2,3で合致