カート情報取得タグの仕様

カート内の商品情報を取得するためのタグ、【カート情報取得タグ】について説明します。

1. カート情報取得タグとは

ユーザーが現在カートに入れている商品の情報をFlipdeskに連携するためのタグです。
カート情報取得タグを設置することで、カート内の商品情報に基づいたターゲティングが可能になります。

2. カート情報取得タグの仕様

カート情報取得タグは設置いただいたページが読み込まれることで発火し、データを取得します。

商品をカートに入れた直後はまだカート情報取得タグにデータは反映されず、ページが切り替わった(読み込まれた)際に情報が引き渡されます。

正常に発火させるには、基本タグの設置が必須となりますので、詳しくは「3. 設置箇所」をご参照ください。

非同期通信を使用している場合はご注意ください

カート情報取得タグはページを読み込むタイミングで情報を取得するため、非同期通信を使った情報更新はできません。

「管理画面 > タグ管理 > オプションタグ」にカート情報取得タグをご用意しておりますので、コピーしてご利用ください。

オプションタグ

▼ カート情報取得タグサンプル

<!-- body内に埋める -->
<script id="fd_cart">
  window.fdData = window.fdData || [];
  function fdtag(){window.fdData.push(arguments);}
  
  fdtag('track', 'cart', {
    'skus': [
      {
        q: '変数を入力', // 点数(※必須)
        sku: '変数を入力', // 商品SKU(※任意)
        t: '変数を入力', // 商品名(※任意)
        p: '変数を入力', // 単価(※任意)
        c: '変数を入力' // カテゴリ(※任意)
      }
    ]
  });
</script>

商品内訳(SKUs)の指定方法

上記カート情報取得タグ内にある「skus」は商品ごとに下記フォーマットに沿って情報を引き渡します。

パラメータ 必須 説明
q

商品点数です。

商品の点数を引き渡すための変数を設定してください。

半角数字のみ引き渡すことが可能です。

sku  

商品番号など、商品を識別する文字列です。

商品の商品番号などを引き渡すための変数を設定してください。

半角英数字のみ引き渡すことが可能です。

変数を引き渡した場合、ターゲティングの【カート内の商品】条件のSKUをご利用いただけます。

t  

商品名です。

商品名を引き渡すための変数を設定してください。

変数を引き渡した場合、ターゲティングの【カート内の商品】条件の商品名をご利用いただけます。

p  

商品の単価です。

商品単価を引き渡すための変数を設定してください。

変数を引き渡した場合、カートに入れた各商品の単価を自動で合算するため、ターゲティングの【カート内の合計金額】条件をご利用いただけます。

c  

商品のカテゴリ名です。

商品のカテゴリ名を引き渡すための変数を設定してください。

変数を引き渡した場合、ターゲティングの【カート内の商品】条件のカテゴリをご利用いただけます。

変数を引き渡す際、カンマの取り扱いにご注意ください

「,(半角カンマ)」は区切り文字として使用しているため、引き渡す変数の値に半角カンマが含まれる場合は値から削除するか、全角カンマなどに置換してください。

例)商品名が「【2,000円OFF】Tシャツ」だった場合

「2,000円OFF」の部分に半角カンマが含まれているため、正常に計測できません。

  • 削除した場合:【2000円OFF】Tシャツ
  • 全角カンマにした場合:【2,000円OFF】Tシャツ

3. 設置箇所

カート内の情報を利用してシナリオを配信したいページの<body>タグ内に設置してください。
可能であれば、基本タグが設置されているすべてのページ(コンバージョンタグが設置されているページは除く)に設置いただくことを推奨しています。

カートシステムによっては設置できるページがカートページのみに限られている場合があります。

基本タグが設置されていないページにカート情報取得タグを設置しても、データは取得できませんので、ご注意ください。

設置例

  • 複数商品がカートに入る場合は、skus内を増やして設置します。
    ※カートシステムによっては増やさずともご利用いただける場合があります。
  • 下記設置例は、最大2点カートに入る場合のサンプルです。
<!-- body内に埋める -->
<script id="fd_cart">
  window.fdData = window.fdData || [];
  function fdtag(){window.fdData.push(arguments);}
  
  fdtag('track', 'cart', {
    'skus': [
      {
        //1点目の商品情報
        q: '変数を入力',
        sku: '変数を入力',
        t: '変数を入力',
        p: '変数を入力',
        c: '変数を入力'
      },
      {
        //2点目の商品情報
        q: '変数を入力',
        sku: '変数を入力',
        t: '変数を入力',
        p: '変数を入力',
        c: '変数を入力'
      } 
    ]
  });
</script>

変数の入力を省略する際はご注意ください

  • 変数前後にある以下2つの文字列は削除せず、必ず残してください。
    • '(シングルクォーテーション)
    • ,(カンマ)
  • 以下の場合は例外となります。
    • 引き渡す変数の値が数字のみの場合は「'(シングルクォーテーション)」がなくても問題ありません。
    • 最後の変数のパラメータに付与される末尾の「,(カンマ)」はない状態が正となります。

4. 動作確認の手順

カート情報取得タグの設置後の動作確認はこちらをご参照ください。

カート情報取得タグで取得したデータをターゲティング条件で使用したい場合は、必ず正常に動作している必要がありますので、設置後は必ず動作確認を行ってください。