ファイル連携の仕様とタグの設置個所、動作確認について説明します。
1. ファイル連携とは
貴社が保有する会員IDとFlipdeskユーザーIDを紐づけ、ターゲティングしたい会員IDのCSVファイルをアップロードすることで、ターゲティング条件として使用することが可能になる機能です。
2. 設置箇所
基本タグにdata-sync-user-id属性を追加してください。
この属性に貴社が保有する会員IDの変数を引き渡していただくことで、FlipdeskのユーザーIDと自動的に紐付けが行われます。
本設定を行うことで、通常の基本タグでは読み取れないユーザー情報を使ったより細かなターゲティングが可能になります。
- 例)男性会員でゴールド会員のユーザー など
既に基本タグが設置されている場合
既存の基本タグにdata-sync-user-id属性を追加し、貴社が保有する会員IDの変数を入力してください。
- 例)通常の基本タグにdata-sync-user-id属性が追加されている状態
<script language="javascript" charset="UTF-8" type="text/javascript" src="https://api.flipdesk.jp/chat_clients/flipdesk_chat.js?api_token=★★★★★" data-sync-user-id="ここに貴社のユーザーIDの変数を入力してください" defer></script>
※api_token=★★★★★
の「★」部分に貴社専用のトークンが入ります。
これから基本タグを設置する場合
通常の基本タグの代わりにdata-sync-user-id属性が追加された基本タグを設置してください。
3. 仕様
貴社が保有する会員IDとFlipdeskユーザーIDの紐づけを行います。
貴社の会員データベースから出力した会員リストをFlipdesk管理画面にアップロードすることでターゲティング条件として使用することが可能になります。
自動更新はされないのでご注意ください。
会員リストは、会員IDを1列で記載したCSVファイルを用意してください。
※会員IDリストは、セルA1からセルA2・セルA3と下に向かって会員IDを記載してください
CSVファイルのアップロード方法は会員情報連携(ファイル連携):CSVファイルアップロード方法のマニュアルをご確認ください。
よくある質問
- 全てのページで会員IDを出力する必要はありますか?
必要ありません。
一度でも会員IDが読み込まれれば、FlipdeskのユーザーIDと貴社が保有する会員IDの紐付けが行われます。 - Googleタグマネージャーで会員ID連携タグを発火すると、data-sync-user-id属性が削除されてしまう場合の対処法は?
<script>
タグ内のdata属性がタグ発火時に消去される事象が発生する場合があります。
Googleタグマネージャーのタグ設定で以下のスクリプトを記述し、期待通り動作することをご確認ください。
※api_token=★★★
の「★」部分に貴社専用のトークンを記載してください。
※{{client_user_id}}
の部分はサンプルの変数のため、利用中のシステムに応じて対象の変数を記載してください。
<script language="javascript" charset="UTF-8" type="text/javascript">
var script = document.createElement('script');
script.type = 'text/javascript';
script.language = 'javascript';
script.src ='https://api.flipdesk.jp/chat_clients/flipdesk_chat.js?api_token=★★★';
script.setAttribute('data-sync-user-id', '{% set escape_string ='{{client_user_id}}' %}{{ escape_string|escape_jinjava }}');
document.head.appendChild(script);
</script>
4. 動作確認
ファイル連携が正常に動作しているかを確認するには、以下の手順で検証を行ってください。
- ファイル連携ページで「連携済みID数」が0ではないことを確認
- ターゲティングしたいユーザーリストをFlipdeskにアップロード
- 例)ゴールド会員のユーザーリスト
- アップロードしたリストが適用されるシナリオを作成
- 使用する条件:会員ユーザーリスト
- 連携実績のないブラウザでログイン前のページを表示し、シナリオが配信されないことを確認
- 同じブラウザでアップロードしたユーザーリストと同様のアカウントでログイン
- 例)ゴールド会員のアカウントでログイン
- シナリオが配信されることを確認
ターゲティング設定時の注意点
- ファイル連携は事前にフィルターされたリストをもとにシナリオ配信を行います。
- 以下の会員IDの抽出はできません。
- 会員データを全てアップロードして《10代のゴールド会員のみ》などの、
アップロードしたデータからさらにフィルターをかけることはできません。 - この場合、《10代のゴールド会員》のユーザーリストをFlipdeskの管理画面にアップロードしていただく必要があります。
- 会員データを全てアップロードして《10代のゴールド会員のみ》などの、